全盛期だった頃の競艇業界の市場規模は2兆円を超えていました。

競艇業界のプロモーション活動について解説するサイトのヘッダー画像

競艇業界のこれまでのプロモーション活動

競艇が全盛期だった頃の市場規模は2兆円を超えており、まさに夢のような事業でした。
しかし、高齢化や若者の競艇離れが進んだ結果、僅か10年で市場規模は1兆円を割るほどになっています。
2005年から2015年で市場規模は半分にまで縮小してしまい、競艇業界は危機感を募らせていました。

 

そこで見直されたのが競艇のプロモーション活動です。
来場者が減ってしまっているのですから、人を呼び込むためにプロモーションを行うのは当然の流れでしょう。
とは言え、簡単に来場者が増えれば市場規模が半減することはなかったのです。
従来通りのプロモーションを行った結果、競艇を見に来る来場者は増えませんでした。

 

窮地に立たされていた競艇業界ですが、2019年の現在では市場規模の拡大に成功しています。
約1兆3000憶円まで市場規模を大きくし、今後も右肩上がりの回復が期待されるまでになりました。
最近では競艇を楽しむ人もかなり増えたこともあり、予想をサポートする競艇予想サイトもかなり数を増やしています。このようなサイトが増えるということは、それだけ競艇予想に対する需要も高まってきているということに他ならないでしょう。
競艇業界はどのようなプロモーション活動を行っているのか、その軌跡を見て行きましょう。

 

従来のプロモーション活動が不発

競艇についての新聞広告イメージ

2005年頃から市場規模が伸び悩み始めた競艇業界は、少なからずプロモーション活動を行っていました。
ですが、来場者を増やす結果は得られていません。
その原因になってしまったのがプロモーションの方法です。

 

当時のプロモーション活動の予算のほとんどが新聞広告に割り当てられていました。
これは今まで新聞にしか広告を出したことが無いから、他のプロモーションがやったことが無いから、という理由だったのです。
過去の実績を重視し過ぎたため、適切なプロモーションが行えていなかったと言えます。

 

そもそも競艇の来場者の約6割が60歳以上という高齢者で占められており、男女比は男性9割に女性1割というものでした。
この数値を正しく受け止めていれば、若い年代と女性に対して興味を持つようなプロモーションを行わなければなりません。
どれだけ新聞広告に予算を注ぎ込んでも、若い世代と女性は存在にすら気付かないでしょう。
このようなプロモーションの不発が続いたのが原因で、競艇業界は市場規模を半分以下にまで縮小させてしまったのです。

 

新しいプロモーション活動が実を結ぶ

競艇の新しいプロモーション活動「ルミネtheよしもと」「YouTube」のロゴ

競艇の来場者の約6割が60歳以上の男性で占められている事実が判明し、若い世代と女性の獲得が大事だと分かりました。
そこで、従来の新聞広告では若い世代の獲得が難しいことから、プロモーション活動を根本から改善したのです。

 

具体的なプロモーション活動として、まずはルミネtheよしもとでボートレース芸人と称したライブを開催しました。
まずは存在を知ってもらう、そして魅力を知ってもらう、そうしたことを念頭にイベントプロモーションを行ったのです。
さらに、ボートレース芸人と実際に競艇会場へ行くバスツアーも行い、競艇場に対する漠然とした不安の払拭に成功しています。

 

他にも、競艇場を利用してウォーターマッピングを行い、美しいイルミネーションを披露するショーイベントも開催されました。
これには若いカップルや女性客が来場し、ボートレースのイメージをポジティブにさせています。
初心者教室の開催やペアボート体験会など、若い世代をターゲットにしたプロモーションが地道に行われて来たのです。

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近年ではYouTuberを活用した動画投稿により競艇をプロモーションする活動もあります。

 

ギャンブルや怖いおじさんの溜まり場というイメージから、競艇は若い世代に距離を置かれていました。
しかし、競艇のイメージを変えるプロモーション活動が実を結び、近年では若い世代の来場者が増加傾向です。
競艇の市場は新しい形に生まれ変わり、来場者と地域貢献を実現させるでしょう。

 

これからが勝負の競艇業界

芸人のトークショーからYouTuberを活用したプロモーションは大きな反響を呼んでいます。
事実、競艇の市場規模は数千億の単位で上昇しているので高い効果があったと言えるでしょう。

 

これだけを見れば何も問題ないように感じますが、今後の課題はまだまだ山積みです。
まず、1度来場して終わりにならないようにリピーターを増やさなければなりません。
特別なイベントの際に1度来場して終わりになってしまえば、競艇が盛り上がることは無いのです。
一過性では無く継続的に競艇へ来てもらうためにも、もっと若い世代にとって身近な存在にしなければなりません。
そうした意味でも競艇業界のプロモーションはこれからが勝負となります。

 

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